投資と投資信託では運用する人間、初期費用の額、運用できる資産の種類が違います。

投資と信託の違い

資産運用と言うと、どうしても自らで投資を行うという方法がイメージされがちです。
しかし、資産運用にはもう一つ別の方法があります。
それは、自らの所有する資産の運用を第三者に信託するという方法です。
以下では、前者の自ら投資を行うという方法と、後者の運用を信託するという方法の違いについて紹介していきたいと思います。

 

資産運用における信託とは

投資信託のプロ

信託という言葉は資産運用に限らず様々な場面で使われています。
言葉の意味としてはまさに読んで字のごとくで、自らの所有する物品等を相手を信用して託すという内容です。
おそらく皆さんも「信託○○」あるいは「○○信託」といった言葉を聞いたことがあるはずです。
さて、そんな「信託」という言葉ですが、この言葉が資産運用において用いられる場合には、ほぼ次の使い方に限定されています。
それは、皆さんもご存知の投資信託です。
投資信託とは、自らの所有する資産を投資(資産運用)のプロに信託することを言います。
実際には、「投資信託」という商品を購入するという形で顧客となる投資家が間接的に資産の運用をするという仕組みになっています。
投資信託を購入した投資家は、投資のプロが信託を受けた資産を運用して得た利益の一部を運用益として受け取ることができます。

 

投資とは何か

投資に疑問を持つ女性

投資という言葉には様々な意味が含まれています。
しかし資産運用という観点で言えば、「利益を得る目的で事業・株式・不動産などに資金を投下すること」という意味に絞られます。
また、資産運用において投資という言葉が使われる場合には、投資家自らが運用を行うということが前提となっています。
つまり、資産の所有者とその運用者が同一である場合に「投資」と呼ぶわけです。

 

投資と信託の違い

資産運用における投資と信託の違い、つまり投資(運用)と投資信託には一体どのような違いがあるのでしょうか。
両者には以下のような違いがあります。

 

運用する人間

ここまでに既に触れましたが、投資の場合には運用は自らが行うことになり、投資信託の場合にはプロのトレーダーが運用を代行することになります。
投資を行う場合は、実際の売買はもちろんですが、それに先立つ情報収集なども全て投資家自らが行わなければなりません。
一方投資信託の場合には、初期費用を用意する以外のことは全てプロのトレーダーに任せることになります。

初期費用の額

一般的に言って、自ら投資を行う方が投資信託で資産を運用する場合よりも初期費用が高くなる傾向があります。
例えば株式投資であれば最低でも10万円前後の資金が必要になりますし、不動産投資であればこれが数百万円という単位になります。
一方投資信託であれば、安いものであれば100円の商品も用意されているため、非常にわずかな初期費用で運用を始めることができます。

運用できる資産の種類

投資の場合、売買の決定や情報収集を自ら行わなければならないため、運用することのできる資産はある程度限られたものになります。
一方投資信託の場合には、運用をしている人間が一人ではなく、さらには専門的な知識を有しているプロのトレーダーであるため、色々な資産を運用することができます。
国内の資産だけでなく、新興国を含めた海外の資産をも運用することができます。